whoseの使い方3パターン|疑問詞・関係代名詞の見分け方と例文

11分で読めます佐藤 健
whoseの使い方3パターン|疑問詞・関係代名詞の見分け方と例文

英作文やテストでwhoseが出てきた瞬間、手が止まった経験はありませんか。原因はシンプルで、whoseには3つのまったく異なる使い方があるのに、「誰の」という訳語だけで覚えてしまっているからです。この記事では、whose の使い方を「疑問形容詞」「疑問代名詞」「関係代名詞」の3パターンに分けて、どの場面でどの型を選ぶかを整理します。

whoseを「誰の」と覚えただけでは英文が作れない理由

whoseは英語の所有格にあたる単語で、my・her・theirと同じ仲間です。ただし、疑問文で「誰の~?」と聞くときと、関係代名詞として2つの文をつなぐときでは、文の組み立て方がまるで違います。

中学1年で習う「Whose bag is this?」は疑問文のwhose。一方、高校英語で登場する「I have a friend whose mother is a famous writer.」は関係代名詞のwhose。同じ単語なのに、語順も役割もまったく別物です。「誰の=whose」とだけ頭に入れた状態で関係代名詞の問題に出くわすと、何をどうすれば良いかわからなくなるのは当然でしょう。

ここからは3つのパターンを順番に見ていきます。

パターン1|疑問形容詞のwhose――「Whose+名詞+動詞?」の型

whoseの最も基本的な使い方です。「whose+名詞」で文を始めて、「誰の~ですか?」と所有者をたずねます。

  • Whose bag is this?(これは誰のカバンですか?)
  • Whose car is parked outside?(外に停まっているのは誰の車ですか?)

ポイントは、whoseの直後に必ず名詞が来ること。「Whose is bag this?」のような語順にはなりません。whose+名詞をひとかたまりとして文頭に置くのがルールです。

答え方には2通りあります。「It's my bag.」のようにmy+名詞で返すか、「It's mine.」のようにmineだけで返すか。myのあとには名詞が必要で、mineは単体で「私のもの」を表します。定期テストではこの使い分けがよく問われるので、セットで押さえておくと得点しやすいです。

whoseの使い方パターン1:疑問形容詞としてwhose+名詞で質問する場面のイメージ

パターン2|疑問代名詞のwhose――名詞なしで「Whose is this?」と聞く型

whoseは名詞をつけずに単体でも使えます。この場合は「これは誰のもの?」という意味になり、疑問代名詞と呼ばれます。

  • Whose is this book?(この本は誰のものですか?)
  • I saw some shoes in the hallway. Whose are they?(廊下に靴がありました。誰のですか?)

「Whose book is this?」と「Whose is this book?」は意味が同じです。ただ、日常会話でも試験でも、パターン1の「whose+名詞」のほうが圧倒的によく使われます。パターン2は、目の前にモノがあって名詞をわざわざ言わなくても伝わる場面で出てくる程度と考えておけば十分です。

テストの空欄補充で迷ったときは、whoseの直後を見てください。名詞があればパターン1、なければパターン2。それだけで判断できます。

パターン3|関係代名詞のwhose――2つの文を1つにまとめる型

ここからが、多くの学習者がつまずくポイントです。whoseは疑問文だけでなく、関係代名詞として2つの文をつなぐ役割も担います。

先行詞が「人」のとき

関係代名詞のwhoseは、先行詞(whoseの前にある名詞)が「所有しているもの」を説明するときに使います。先行詞が人のケースから見てみましょう。

元の2文:

  • I have a friend.(友達がいる。)
  • Her mother is a famous writer.(彼女のお母さんは有名な作家だ。)

これをwhoseでつなぐとこうなります。

  • I have a friend whose mother is a famous writer.(お母さんが有名な作家の友達がいる。)

「Her mother」のHerが所有格ですよね。この所有格の部分がwhoseに置き換わって、2文が1文になる。これが関係代名詞whoseの仕組みです。

もう1つ例を出します。

  • The girl whose notes I borrowed always pays attention in class.(私がノートを借りた女の子は、いつも授業に集中している。)

whoseのあとにnotesという名詞が来ています。関係代名詞のwhoseでも「whose+名詞」のセットは変わりません。

先行詞が「人以外(モノ・動物)」のとき

見落とされがちですが、whoseの先行詞は人に限りません。モノや動物でも使えます。

  • The house whose roof is white is my uncle's.(屋根が白い家は叔父の家だ。)
  • I found a bird whose wing was severely damaged.(翼がひどく傷ついた鳥を見つけた。)

先行詞がモノの場合、書き言葉ではwhoseをof whichに書き換えることもできます。「The house whose roof is white」は「The house the roof of which is white」と同じ意味です。ただ、of whichの形はかなり堅い印象になるので、日常的な英文ではwhoseのほうが自然に読めます。

whoseの使い方パターン3:関係代名詞whoseで2つの文を1つにつなぐ仕組みの図解

判断フロー|3パターンのどれを使うか迷ったときのチェック方法

目の前の英文がwhoseのどのパターンか判断するには、2ステップで十分です。

まず、その文は疑問文かどうか。疑問文なら、whoseの直後に名詞があるかを見てください。名詞があればパターン1(疑問形容詞)、なければパターン2(疑問代名詞)です。

疑問文ではない場合、whoseは関係代名詞としてパターン3で使われています。whoseの前にある名詞(先行詞)を探しましょう。先行詞が「何かを所有している」ことを示しているはずです。

テストの空欄補充問題では、空欄の直後をチェックするのが最速の判断法です。空欄のあとに名詞が来ていれば所有格のwhose、動詞が来ていれば主格のwhoが入ります。たとえば「I have a friend ( ) mother is a famous writer.」なら、空欄の直後がmotherという名詞なのでwhose。「There are a lot of foreigners ( ) don't speak English.」なら、空欄の直後がdon't(動詞)なのでwho。この「直後が名詞か動詞か」というチェックが、関係代名詞の問題を解くときに最も頼りになる判断基準です。

whoseとwho・who'sを混同しないための見分けポイント

who(主格)との違い

whoは主語の代わりをする主格の関係代名詞で、「誰が~する」の「誰が」にあたります。一方、whoseは所有格で「誰の~」を表します。

見分け方はシンプル。直後に動詞が来ればwho、名詞が来ればwhoseです。

  • There are a lot of foreigners who don't speak English.(英語を話さない外国人がたくさんいる。)→ whoの直後にdon't speak(動詞)
  • I have a friend whose mother is a famous writer.(お母さんが有名な作家の友達がいる。)→ whoseの直後にmother(名詞)

who's(短縮形)との違い

who'sは「who is」または「who has」の短縮形です。whoseとは発音が同じですが、意味はまったく違います。

  • Whose book is this?(これは誰の本ですか?)→ 正しい
  • Who's book is this? → 間違い(「who is book」では意味が通らない)

英作文やライティングの試験でwho'sとwhoseを書き間違えると減点されます。迷ったら「who is に置き換えて意味が通るか」を確認してみてください。通らなければwhoseが正解です。

whoseを使った実践例文で型を体に染み込ませる

3パターンの例文を場面つきで並べます。読みながら「これはパターン何番か」を自分で考えると、判断フローが自然と身につきます。

【パターン1・疑問形容詞】学校の教室で

  • Whose pencil case is on the floor?(床に落ちている筆箱は誰の?)

【パターン1・疑問形容詞】家庭で

  • Whose umbrella did you borrow?(誰の傘を借りたの?)

【パターン2・疑問代名詞】部活の部室で

  • There are three water bottles here. Whose are they?(ここに水筒が3つある。誰のだろう?)

【パターン2・疑問代名詞】日常会話

  • Whose is this jacket?(このジャケット、誰の?)

【パターン3・関係代名詞】英作文で

  • The boy whose hobby is playing the guitar won the school contest.(ギターが趣味の男の子が校内コンテストで優勝した。)

【パターン3・関係代名詞】長文読解で

  • The bicycle whose handle was damaged needs repairs.(ハンドルが壊れた自転車は修理が必要だ。)

「whose+名詞」だけ暗記する人が見落とす1つの盲点

関係代名詞のwhoseで、先行詞とwhoseが離れている文に出くわしたことはありますか。

たとえば「There is a big house near the station whose wall is red.」という文。whoseの直前にあるのはstationですが、壁を持っているのは駅ではなく家です。先行詞はstationではなくa big houseです。

このように、先行詞とwhoseの間に前置詞句(near the station)が挟まるケースがあります。「whose+名詞」の型は覚えていても、先行詞の位置がズレただけで混乱する学習者は少なくありません。

対処法は「誰が(何が)それを所有しているのか」を逆算することです。whose wall(その壁)の所有者は何かと考えれば、駅ではなく家だとすぐわかります。先行詞を探すとき、「whoseの直前の名詞」ではなく「所有の意味が通る名詞」を探す癖をつけておくと、こうした問題に引っかかりにくくなります。

FAQ

whoとwhoseの違いは何ですか?

whoは主格で「誰が」を表し、whoseは所有格で「誰の」を表します。空欄のあとに動詞が来ればwho、名詞が来ればwhoseと判断できます。

関係代名詞whoseの先行詞は人だけですか?

いいえ。先行詞が人でもモノでも動物でも使えます。先行詞がモノの場合は書き言葉でof whichに置き換えることも可能ですが、自然な英文ではwhoseのほうが読みやすい場面が多いです。

「Whose is this?」と「Whose bag is this?」はどちらが正しいですか?

どちらも正しい英語です。「Whose bag is this?」は疑問形容詞の用法で名詞つき、「Whose is this?」は疑問代名詞の用法で名詞なし。意味は同じですが、前者のほうが一般的によく使われます。

whoseとof whichはどう使い分けますか?

先行詞がモノのとき、whoseの代わりにof whichを使えます。「The house whose roof is green」は「The house the roof of which is green」と書き換え可能です。ただしof whichはかなり堅い文体なので、日常的な英文やスピーキングではwhoseが好まれます。

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